同社の開発した多言語化技術により、アルファベット以外の文字でもドメインを登録・利用できるようにした。すでに台湾、香港、タイ、インドでサービスを開始しており、中国語、タイ語、タミール語などをサポートしている。日本での運用開始は5月中の予定で、当初はアスキー、クレイフィッシュ、インターキューの3社が登録代理店となって国内におけるレジストラ業務を担当する。料金はレジストラ各社がそれぞれ設定するが、登録料だけで1万円程度になる見込み。ただし、実際はホスティングサービスなどと組み合わせて提供される予定だ。
ユーザーがi-DNSの日本語ドメインを利用するには、ISP側もしくはユーザー側の対応が必要となる。同社では専用のDNSサーバーソフト「i-DNS BIND」とWindows用のクライアントソフト「i-DNS iClient」を用意している。ISPがi-DNS BINDを導入すれば、ユーザーは特別な操作をすることなく、i-DNSの日本語ドメインが利用できるようになる。一方、未対応のISPでは、個々のユーザーが自分のパソコンにiClientをインストールすることで対応可能だ。これらのソフトは、同社およびレジストラ各社のWebサイトで無料配布するほか、アスキーの雑誌付録CD-ROMなどにも収録し、利用環境の拡大を図っていく。
現時点ではi-DNSがどれだけ普及するかが見えないため、「。会社」のドメインにどれだけの価値が出るかは未知数だ。とはいえ、すでに何社かの企業からは問い合わせを受けているとしており、とりあえず自社名や商品名のドメインを今のうちに確保しておこうという動きはあるようだ。
--
i-DNS.net shall not be held liable for the views and opinions of the authors expressed
herein.