「多言語インターネットが、世界の全ての市民にとって利益となることを認める努力の一役を担うことを、i-DNS.net は誇りとしています」と、i-DNS.net の最高経営責任者であるマイケル・ウン氏は語る。「ここでの管理と運営プロシージャの標準化は、何百万の人をオンラインに導き、その人達に安全、確実、グローバルな多言語インターネットの利点を楽しんでもらうために役立ちます」
MINC は、インターネットを国際化するために最善の方法を模索する話し合いの開催を計画している。MINCはさらに電子メールとウェブアドレスにおける多言語インターネットドメイン名の開発をサポートする。コンソーシアムの努力は、現在の英語に独占されたインターネット世界においては、英語を母国語としない世界各地のコミュニティーにおいて言語能力不足の問題が存在する、という認識を高めることに目的が向けられている。
MINC は、英語そしてASCIIアルファベットが自国語のように理解できない世界の全ての地域、あるいは特にインターネットネームが広く普及している地域でのインターネット開発をサポートする。コンソーシアムの主要な活動は、多言語ネームについての研究と開発のコーディネーション、そしてInternet Engineering Task Force (IETF)、Internet Assigned Names Authority (IANA)、Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN) などの組織との連絡機関としての代行などである。
「MINCの非政府組織によるグローバル・アプローチは、インターネットネームの開発に係わり関心をいだくインターネットコミュニティーのメンバーが先頭に立っています」と、MINC の形成の基礎となるプロジェクトを始めた元 APNG 議長であるタン・ティン・ウィー教授は語る。「言語の障壁を過去のものにすることで、世界の人々がグローバルにアクセスができるインターネットにしようというのがMINCの目的です」
MINC の発足に続き、2000年7月に日本の横浜で開催される INET 2000の会議期間に特別セッションが開催され、また2000年9月にシンガポールで予定されている会議期間中に全ての会議の追跡が行われる。
さらに詳しい情報をお求めの方は、http://www.minc.orgをご覧ください
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